史上最年少の白内障患者

史上最年少の白内障患者(30代/男性)

私が白内障の手術をしたのは、中学生の時なので、約20数年前の話になるんですけど、
まず、白内障になった原因と言うのが、その当時は不明でした。だけど今思えば、アトピー持ちでよく目をこすっていたので、
それが原因かも知れません。

 

症状が現れだしたのは、中学1年生の時、黒板もノートも見えづらくなったんですね。
なんだか周りが白く見えて、目になにか引っ付いているような感覚でした。
それで何回も目を水で洗ってみたんですけど、当然改善されません。

 

そこで、眼科へ行くと、白内障って事が発覚しました。白内障にかかる人というのが、
ほとんど、年配の方だと聞きました。中学生のうちにかかるのは非常に珍しいと。
なので、今すぐは手術できないという見解で、目薬で様子を見ようということになりました。
白内障は黒目が白く濁ってしまう病気なので、瞳孔を開く目薬で対応しました。

 

それから、光が非常に眩しく感じるので、そこは色つきの眼鏡、まぁ、サングラスですね。
それをかけて、様子を見ました。最初の方は生活に支障なく過ごせていたのですけど、
やっぱり、進行を押さえることができず、まず黒板の文字が後ろの席では完全に見えなくなってしまったんですね。
だから、席は必ず黒板、教壇の一番前。ソフトテニス部だったんですけど、ボールが見えないから当然試合どころではありません。
そんなこんなしているうちに、ついにはその辺を走っている車まで見えづらくなって、

 

いよいよ生活に支障がでだしたので、ついに手術をすることになしました。中学3年生の夏でした。
夏休みを利用して入院したんですけど、入院期間は4日間。
もっとも、今は医療技術が発達して、日帰りで出来るところもあるみたいですが、この当時はこれくらいの期間はかかりました。
手術は意外と緊張しませんでした。先生に任せておけば大丈夫って思ってたんでしょうね。あまり記憶にありませんが、
むしろ、先生の方が、「40代の方の手術はしたことあるけど、15才は初めてだな。」と、緊張していた様子でした。

 

病室では、周りの患者さんは、年配の方ばかりで、なにもすることがなく、ずっと夏休みの宿題をしていたような気がします。
その当時は、携帯電話も、ゲームも持ってませんでしたしね。

 

あぁ、手術は無事に成功しましたよ。
手術が終わって、眼帯つけて、初めての診察の時、
眼帯をはずしたときの、世界が開けて見えたときの、看護婦さんの顔がハッキリ、鮮明に、見えたときの
あの感動は今でも忘れられません。